ヒストリー

Rossi 1931は、1931年、ボルゴ・サン・ロレンツォ(フィレンツェ郊外)にアントニオ・ロッシによって創業されました。そして、世界でますます高く評価されている装飾紙とステーショナリーの成功を受け、長い時間をかけて、生産技術を発展させてきました。
創業以来、Rossi 1931 srlは大きな成長を遂げています。
アントニオは、彼の職人としての活動に力を入れ、第2次世界大戦終了後、芸術の国イタリアの各都市への旅行を開始し始めた外国人旅行者向けのカードや便箋と封筒の少量生産を拡大させました。
彼の活動35周年を迎える直前の1965年6月2日、イタリア共和国大統領は、アントニオ・ロッシの勲功に対し「カヴァリエーレ」の勲章を授けました。
その後、彼の息子であるジョルジョが、より大きな市場での競争を開始しました。伝統的な作品が持つ特徴にあった高度な技術の継続した研究により、彼のハードワークはいい結果をもたらしたのです。
1988年、Rossi 1931 srlは、ミラノの有名な出版社「Edizioni d’Arte Dordoni」を買収しました。これにより、Rossi 1931 srlは、主要な国際美術館に所蔵されている6,000点を超える美術品の複製品を獲得し、お客様が日常的に使用するカードに、より魅力的で幅広い選択肢を提供することができるようになったのです。
創業70周年の2001年には、工場のさらなる拡大と高度な最新専門マシンの導入を行いました。
本社はとうとう約5,000平方メートルにまで達し、2003年には完全改装を行い、新たな気持ちで第3千年紀に望むための再編が実施されました。
Rossiの偉大な成功の秘密は、イタリアの伝統に対する愛情と革新技術への感心が融合することでもたらされたものなのです。過去の偉大な発展にもかかわらず、Rossi 1931 srlは、現在もなお、家族をベースとした伝統的な企業構造を維持しています。

色々なタイプのグリーティングカード、小さな文房具、筆記用紙、日記、装飾紙、ギフトアイテムがRossiのメイン商品です。

ボルゴ・サン・ロレンツォの工場で、ファンタジーと職人技と技能の融合が現実のものとなっているのです。
そのテイストと技術において独特なカードの生産に使用されているシステムである、非常に重要なホットリリーフスタンピングシステムはここで行われています。ラッピングペーパーの製造に使用されている印刷プロセスは、色に独特な輝きをもたらす古い技法に基づいて行われています。さらに、ブロンズパウダーを使用することでゴールド仕上げ印刷も行われています。専門スタッフによるムラのない設計通りの優れた生産を可能にする最新マシンも多数揃えています。

左から:
タッデオ(生産担当)、ジョルジョ(1933-2018)、マッティア(セールス&マーケティング担当)

Nebiolo letterpress machine, 50s

cav. Antonio Rossi (1896 – 1970)